SiC棚板の耐久性比較検証

下の写真は弊社顧客での当社棚板と他社棚板の実際の追跡調査結果です。最高温度1,340℃還元焼成、トンネル窯、棚板サイズは400×350×10mm

大幸セラミックSiC棚板
● 大幸セラミックSiC棚板

約3年間使用されたものですが、曲がりもクラックもほとんどありません。

某大手N社製SiC棚板
● 某大手N社製SiC棚板

約1年間使用されただけですが、スリット部分から大きくクラックが入っています。また棚板自体の膨張のせいでスリット部分が広がり、その結果スリット部分の埋め込み材が一部剥がれ落ちた形跡もあります。

SiC棚板の性能 / 耐久性はその材質により差があります

この様に性能 / 耐久性に差が出るのはSiC耐火物の材質に差がある為です。
SiC棚板の曲がりや割れの原因は、SiC自体が酸化され劣化/膨張する事が主な原因であり、「どれだけ酸化されにくいSiCか」というのがSiC耐火物の重要なポイントとなってきます。

棚板の様な板形状のSiC耐火物は特にこの性能の差が出やすく、大幸セラミックSiC棚板は酸化・還元焼成においても優れた耐久性を発揮します。