下の写真は再結晶SiC(Re-SiC)製の大型肉厚ボード(中実材)で、サイズは幅130mm 厚み30mm 長さ2300mmです。
再結晶SiCの特徴はSiC99%で最高使用温度が1600℃と高い事です。アルミナ系でここまでの大型サイズの物を作るのはかなり難しく、またSiC系はアルミナ系と違い曲げ強度は最高使用温度まで低下しないという特徴があり(アルミナ系は温度が上がっていくと強度は下がって行きます)、高温での耐熱間荷重を要求される吊るし焼き等に使用されます。
下の写真は再結晶SiC(Re-SiC)製の大型肉厚ボード(中実材)で、サイズは幅130mm 厚み30mm 長さ2300mmです。
再結晶SiCの特徴はSiC99%で最高使用温度が1600℃と高い事です。アルミナ系でここまでの大型サイズの物を作るのはかなり難しく、またSiC系はアルミナ系と違い曲げ強度は最高使用温度まで低下しないという特徴があり(アルミナ系は温度が上がっていくと強度は下がって行きます)、高温での耐熱間荷重を要求される吊るし焼き等に使用されます。
下の写真は再結晶SiC(Re-SiC)プレート450x450x8mm です。
SiC 99%のプレートで最高使用温度は1600℃です。500x500mm サイズ以上のプレートも供給可能です。
下の写真は焼成直後の反応焼結SiCのローラーチューブです。見た目は金属のようにキラキラしていますが、これは含浸しきれなかった金属シリコンが表面に付着しているためです。この後サンドブラストで表面の余分な金属シリコンを削り取り、つや消しグレーのいつものSi-SiC耐火物の表面状態になります。
サイズ400 x 150 x 20mm 穴付きの酸化物結合SiCプレートです。
SiCの穴あけ加工はダイヤモンドドリルを使用する為に非常に高価となり、現実的ではありません。当社販売の酸化物結合SiCプレートは全てプレス成形品で、金型からこの形状を成型します。
尚、金型作製からとなりますので、製作時にはある程度まとまった数でのご注文が必要となります。
同じくシリカ結合(酸化物結合)SiCのパイプ形状製品、ストラクチャーパイプ(パイプ支柱)です。
パイプ形状ですが、鋳込み成型ではなくプレスの縦打ち成型ですので、低気孔率で荒目の原料も使いますので丈夫で長持ちします。
通常、ストラクチャーパイプの上には、はまり込むキャップを載せ、その上に横渡しのビームを載せ台車棚組み等の土台とします。比較的昔からある支持方法で、Si-SiCビームを使った方法よりも比較的安価にできます。
シリカ結合(酸化物結合)SiCスリーブです。
サイズは外径φ310(内径250)x 長さ1300mm フランジ部外径φ350 厚さ20mm で、縦打ちのプレス成型品です。重さは約100kg弱あります。
プレス成型品であるシリカ結合(酸化物結合)SiCは、鋳込み成形品である再結晶SiCや反応焼結SiC(Si-SiC)の様な薄手の物はできませんが、逆にt30mm等の厚手の物は製作でき、価格帯も他のSiC耐火物と比較すると安価です。最高使用温度はSiC棚板等と同じく1,500℃です。
シリカ結合(酸化物結合)SiC支柱の紹介です。
中実材のSiC耐火物で、プレス成型品です。写真の支柱は高さ900mmで、SiC棚板等を出っ張りに引っ掛けて使用します。
SiC原料は他の耐火物原料よりも流動性が低い為、大型で肉厚なSiC耐火物を均一な密度でプレス成型するのは簡単ではなく、ノウハウが必要とされます。
また更に、当社販売のSiC支柱は棚板と同じハイグレードなSiC原料配合で製造しておりますので、高性能で酸化膨張しにくく耐久性があります。
Si-SiC(反応焼結SiC)プレートのご紹介です。
Si-SiC(反応焼結SiC)とはSiC約90%に金属シリコンSiを含浸させ緻密体になっている耐火物で、他のSiC耐火物と比べても、高強度・高熱伝導率と高い耐酸化性能が特徴です。但し、1350℃を超える使用条件ですと、含浸させた金属シリコンが溶け出てしまいますので、最高使用温度は他のSiC耐火物よりも低いです。
写真のプレートは485 x 328 x 12mm です。Siを含浸させる関係からプレート厚さは均一である必要があり、一般的には最大の厚みも12mm 程となります。又、緻密体ですのであまりサイズが大きくなると製造時にクラックや反りが出やすくなるため、(要求される反り公差にもよりますが)大きなサイズの板は製造が難しいです。
ちなみに、出来上がった製品は非常に硬い材質ですので、切断等の加工はかなり難しく、ダイヤモンド工具がみるみる減ってしまいますので、加工賃は高額になります。
Si-SiC(反応焼結SiC)ラジアントチューブのご紹介です。
ラジアントチューブバーナー外筒管
ラジアントチューブバーナー内筒管
外筒管はサイズ外径φ116 x 長さ1410mm、内筒管は外径φ80 x 長さ1560mm(共にフランジ付です)。
これらは焼成物・熱処理物を炉内でガスに触れさせずに汚染無しに間接焼成・熱処理する時に使用されるバーナーの熱交換器の役割を果たします。Si-SiC耐火物は最高1,350℃まで使用でき、緻密質でガスの透過もありません。
ローラーハース炉で使用される、Si-SiC(反応焼結SiC)ローラー棒のご紹介です。
写真のローラー棒のサイズは、外径φ42(内径φ32) x 長さ2,450mm です。
真直度は長さに対して0.1%以内(=反り2.45mm以内)、真円度は0.5mm以内です。ローラーの反りが大きかったり、ローラーの円が歪んでいると、上を流れていくセッターの蛇行の原因になったり、ローラー棒自体の折れの原因になったりします。
炉内ローラー部の温度が1350℃未満の場合はこのSi-SiC ローラーが使えますが、それ以上の温度になる場合は含浸されている金属シリコンが溶け出てしまう事がありますので、再結晶SiCや窒化ケイ素入SiC等ほかの材質のローラーを使用する必要がありますが、強度はSi-SiCほど強くありません。ただそれでもアルミナ・ムライト質ローラー棒よりも強度が強いのがSiC ローラー棒の特徴です。