ニッケル基超合金精密鋳造専用のジルコニアるつぼの紹介です。
航空機エンジン・ガスタービン用ニッケル基超合金の精密鋳造にはこの金属との反応性の点から、マグネシア安定化(MgOスタビライザーの)ジルコニアるつぼの使用が不可欠です。
これら精密鋳造でネックになるのが、るつぼに付着した前ショットの残留金属や、るつぼ母材自体のコンタミ(異物混入)であり、溶融金属のるつぼへの浸透や溶融金属によるるつぼのエロージョン(腐食)が原因です。
当社販売のジルコニアるつぼは(プレス成形品と違い)鋳込み成形品であるが故に、るつぼ表面が非常に滑らかできめ細かく、溶融金属との濡れ性が悪いおかげで溶融金属のるつぼへの付着や、るつぼのエロージョン(腐食)が起こり難く、即ち最も嫌われるコンタミの発生を抑えられます。
あるケースでは海外製某Z社のプレス成形品ジルコニアるつぼよりも約2倍ショット数が伸びたという例もございます。