中国の陶磁器産地はいくつかありますがその中の一つ、福建省にある徳化の紹介です。山に囲まれた盆地で土地が広くない為、陶磁器工場は全てビルになっており、6階建て等で、日本にはないスタイルです。
焼成炉の煙突は建物の横から上に伸びています。
ビルの中が工場の為にスペースもあまり広くなく、石膏型置き場と成形・乾燥場所が近かったりするのが気になります。石膏型の表面についているふわふわした白い粉=芒硝(ぼうしょう)【硫酸ナトリウム】が窓から入ってくる風に吹かれて飛び、素地の上などに着くと焼成後に黒く変色してしまいます。
耐火物専門の当社の本題である、焼成治具については次回ご紹介致します。